手放す日記

モノもコトもヒトも手放していく。カラダと五感を磨く。

溜め込む時期もある

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8月24日。文庫本を抜き出して、ほかと合わせて10個。トータル270個。

物を手放せなくてなんでも溜め込む時期がある。たいていはとても落ち込んでいて、自分を構う気に慣れない時期。ブログが止まっている時期というのはそんなもので、いただきものの紙袋をしまい込んだり、直すものがそのままになったり、いろいろ思い出して執着を新たにしたりする。そして自己回復すると、少しずつまた手放せる。それはわたしじゃない、そんなものまで大事にしなくていい。そう思える。

ときどき、何でも拾って持ち帰り、家が傾くほどものに埋まっている老人というのが話題になる。もしかしたら、大きく負った心の傷が癒やされたことがないのかもしれない。やわらかな毛布のように、包んで癒やしてくれるのがモノなのかもしれない。崩れそうな古い新聞や壊れた傘、プラスチックの手桶であっても。大丈夫だよ、傷ついたままのあなたでもそれで十分なんだからと、誰か言ってあげられないか。

そんな事を考えていると、ミニマリストとして最小限生活を送る人はココロが鋼に思えてきた。はたしてどうなのか。「どうでもいい」ミニマリストと「こだわり抜いた」ミニマリストではずいぶん違いそうだけれど。