手放す日記

モノもコトもヒトも手放していく。カラダと五感を磨く。

手放すことは、やめること

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11月6日。今日は5つ手放して975個。別にもったいぶっているわけではなく、日付が変わってしまった。1000個になったらまた数えない暮らしに戻るつもり…ほっとする。物事はつながっているので、晴れ着が着物なら周辺の小物や履物、バッグと着物のときにしか使わない、しかもお祝い事にしか身につけないものが増えていく。だから、「このジャンルもういらないな」となるとドサッと手放せるものが出てくる一方、迷っている間はなかなか手放せない。そういう見直しをつねづねしていかなくては暮らしは混乱するのだと思い知った。

かつて50足以上の靴を持っていて、履きながら減らしていった経験がある。鍋や食器もコレクションかなと言うくらい持っていた。誇りだったこともある。そういう時代だったのだと思う。ものをセレクトする視点には自信があったし、考えながら独自に自分ならコレをと選んできたのだけれど、むしろ最先端で流されていたのかもしれない。

このあいだ、そのまんまの人間の知恵や力をもっと信じたほうがいいだろうと考えていたとき、無しでやれる技術を持った人が面倒さを解決する技術を手に入れるとものすごく便利になるけれど、便利さが当たり前で、無しでやれる技術を持っていないと、むしろ価値がわからないんだなと思った。

手放しながら、コレがなかったらこのくらい面倒だけどできないことないな、どうする?と自分に問いかけていた。こんなに「これいらないかも?」と思いながら暮らした時期もないのであとちょっと楽しもう。