手放す日記

モノもコトもヒトも手放していく。カラダと五感を磨く。

長く手元にあったものほど手放しにくい

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必要かどうかなんて考えず、ただ手元に置いていたものがまだたくさんある。長いこと、わたしに馴染み、暮らしに溶け込んだ。使っていないにもかかわらず。古い重箱は、傷んだまましまいこまれてずいぶんになる。実家から、「傷んでいるけれど十分使えるから」と送られて来た、子供の頃から馴染みの漆と蒔絵の器も使わない。

なんとなく、それらは捨てたりしてはいけないもののような気がしていた。

わたしの気持ちというよりは、親の気持ちだったり、家族の暮らしへの懐かしさだったりする。わたしがミニマリストに憧れないのは、そういう自分を嫌いではないからだ。

でもねえ、ものが多すぎる。最近のものを手放せば手放すほど、そういうものが占める割合が増えてくる。増えてきた。

そろそろ手をつける時期なのだと思う。これからのわたしに必要かどうか、本当は答えを知っている。