今年の「手放す」を振り返る
数年前から、少しずつモノを手放してきた。余分な椅子やストーブ、キャンプ用品やさまざまなものは粗大ゴミに。ブックオフにもずいぶん本を持って行った。服も半分以下になっていた。差し上げるものはずいぶん分けたし、フリマも何度か参加した。マルシェに古本屋で参加したこともある。
この夏、これから手放すものをブログにしようと思ったのには訳があるのだけれど、それは胸にしまっておこう。
ブログを書き始めたら、まだまだガラクタがあるのに気づいてしまった。正直なところ、こんなガラクタ掲載して、何をやっているんだろうと思ったこともある。カッコつけようのない、そのまんまの記録だ。手放すたびに考えた。それもまたわたしの蓄積になっている。
8月からのたった5ヶ月の間に、パソコンや冷蔵庫を含む6つの家電が壊れ、家族が大きな病気で入院し、なんだか大きなデトックスみたいなことになっている。
溜め込んだものを、ひとつひとつ判断しながら手放していくのは無かったことにしている秘密を白日に晒すようなことだと思う。なかなかにしんどい。でも、引越しの時に闇雲に手放すのとは違う、向き合いながらの「手放す」は、いろんなことを考える機会をくれる。家ってなんだろう、家族ってなんだろう、豊かさってなんだろう、思い出ってなんだろう、幸せってなんだろう。
まだまだ来年も、手放す暮らしは続きそうだ。