488 ヘアカッターと替刃
かなり古いもの。カミソリの刃を仕込んで使うヘアカッター。ためらいがあったけれど手放してしまえばきっと思い出しもしないんだろう。
自分のものは手放しやすいが、誰かの思い出は手放しにくい。それでもぽつりぽつりと減らしていけばよい。
484 下ごしらえの器
雑な滝の柄も可愛いんだけれど。プラスチックやステンレスが当たり前じゃなかった頃の台所用の器らしい。骨董というほど古くない。
重たくて、食器としても道具としても使ったことがなかった。実家から送られてきたもの。こういうのがありすぎて、古道具屋は買ってくれなくて。まあ、残念だけれどこんなものなのだろう。
これは手放すもの。
479 期限切れの薬品
病院に行くのが嫌いな家族のために買った薬。わたしも頭痛薬はよく買うけれど、あまり辛ければ病院に行く。数年に一度のことだけれど。
そして、病院に行くのが嫌いな人は、できれば薬は飲みたくないのだ。それでもちょっとでも楽になりたくて、数回飲む。残りはそのまま。
またあるかもと薬の引き出しにしまったまま忘れていたもの。
実家を片付けた時、さまざまな薬が引き出しにいっぱい入っていた。同じことじゃないかと情けなくなる。