手放す日記

モノもコトもヒトも手放していく。カラダと五感を磨く。

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8月30日。さまざまなジャンルから10個手放した。330個。どうしようかなと思いながら手放したものが多い。3万円の作品で、しまいこんだままのもの。どうしていいかわからないな。実用になっているかどうかが大事なんじゃない。大切にできるかどうか、日々愛していられるか。しがらみや見栄って、バカですね。 

本を少しずつ手放している。といっても、古い文庫本などは紙も傷んでいるので紙のリサイクルゴミの日に出している。天井までの巨大な本棚を組んで、それがとても好きだった。図書館に住みたいと思っていた。当然本は手放しても手放してもまだまだ先は長い。わたしの実家も本棚の多い家で、本のない家なんて思いつきもしなかった。本の中は豊かな別世界。著名ミニマリストが「本なんて一度読み終わったらほとんど読み返すことはない」「使わない本は不要」と「大事なところだけいくつか覚えて実践できたら元は取っているからもういらない」言っているのだが、はじめ何を言っているのかわからなかった。実用書とか自己啓発とかしか読まないんだろう。趣味は読書というような人にとっての本の世界を知らないんだなとしか思う。まあ、人それぞれだからぜんぜん構わない。そういえば、子供の頃友人の家に行くと本棚がひとつも無い家があったなと思ったりする。そんなに本の世界が好きなのに、本の埃に悩んだりする。歳を取るにつけ、埃アレルギーがひどくなる。接触性のもので、赤く腫れてくる。

本は、昔は財産だっただろうが、今は物体としての本に大きな価値はない。装丁やブックデザインが好きで手放せないものはもちろんある。本好きとしては難しいところだ。