手放す日記

モノもコトもヒトも手放していく。カラダと五感を磨く。

死んだら残るから

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親の家を片付けながらずっと思っていた。父の死後、母は大きな家に一人で17年暮らしてきた。一人暮らしで10を超える鍋、たくさんのCD、季節ごとのスリッパの山、来客が泊まれる布団のセットや引き出しいっぱいのシーツ。食器棚2つ分の食器。

何もかもが死んだら残ってしまう。

思い出は大切だけれど、そしてそんなものが積み重なった年齢だけれど、「今」以上に必要なものがあるだろうか。

簡単に、いや、無いと言えるほど、わたしは潔くは無いけれど、迷いながらでも自分の手元から離さないと間に合わなくなる。わたしもそんなに長生きしない。長生きしたとしで、80代、90代ではモノと向き合う気力がなくなる。

そろそろ先延ばしはやめて、時間と競争。